少子高齢化と社会
前回このページで日本の少子高齢化について述べた。今回はその続きである。
先進国中のトップで、少子高齢化の国に日本がなる。お手本がない、初めての世界に日本が突入している。どうすれば良いか、誰も教えてくれない。
日本で人気のある、故ピーター・ドラッカーは、彼の晩年に、著書で未来に触れている。少子高齢化は、高齢者に働くことを要求する。70代まで働く時代が来ると予想している。2005年から人口減少となった日本は、将来年間35万人の移民が必要となる。彼は未来を、厳しい競争社会になると予想して、世を去った。次の時代の主役は知識労働者である。その為には国は学校教育と社会人への一生を通じた、継続教育が大事であると述べた。
日本の将来を予想をする人物では、堺屋太一氏がいる。彼の説もドラッカーに近い。
私が属する医学界では、昭和30年代に医師会長を長年務めた、武見太郎氏が未来を予測している。昭和36年に現在の国民皆保険制度がスタートした。組合健保、共済組合、政管健保等に分けられて発足した。この時、40人の委員の中で武見太郎氏が、国民皆保険であるのであるから、保険を分ける必要はないと、ただ一人反対した。1億の国民が入る保険は一つで良いと述べたのである。最初から、業界、団体で差別がある保険団体を否定したのである。卓見である。
彼の書いた、本をさらに振り返ってみると、見事に今日を予想している。1976年(昭和51年)に、現在を見通している。21世紀が情報化社会で、経済成長率が1〜2%と予想している。その当時の人口は世界で39億人である。これが21世紀に70億になると予想し、高齢化に今から対処せよと警告している。その中で、食糧の自給を最も大切と考えている。工業化を優先し、減反政策で農業を抑止する政策を非常に憂いている。食料と経済、そして人口政策をバランスよく考えることを提案している。国民に良質な食料、特にたんぱく質、そして、エネルギーの確保を昭和50年代に、準備せよと述べている。その処方箋は如何にと言えば、彼は21世紀に、今の官僚制度を存続させるなと述べている。議会政治と官僚の癒着が最大の問題であると述べている。
私達の生活がどのように向かうのか?高齢化はどうするのか?
私が尊敬する、経済学者の野口悠紀雄先生は、「国が余計な介入をしない事」と述べている。私も同感である。皆で高齢者を守るとの、奇麗事の理念で、詳細な国民に説明をしないで発足した「介護保険」は既に、破綻状態である。毎月お金を払う人も、保険の恩恵を受けている人も、この保険で、生活する人からも感謝の言葉はない。
中途半端に制度を作った政策の代表である。
家族で人生を見直し、家族で一家の健康を考える。家族は船である。全員で働き、船を動かし、目的の港に航海する。それを基本に、使える国の制度を利用するのが、私たちの選択と思います。個人と、家族で未来に希望を持つことです。
どの分野でも、良いリーダーと、教育者を選択することが、私達の務めです。
皆様、お元気でご活躍ください。











