眼鏡・コンタクトの豆知識

■メガネ・コンタクトとのつきあい方

日

日本人観光客といえば、「めがね」がトレードマーク。
日本は国民の半分近くが近視という特異な国ですが、この近視の原因は眼軸が長くなるためと言われていますが、なぜそうなるかは未だに不明です。 

さて、ここでは、メガネ・コンタクトと関わっていく日本人の「人生の旅」をご紹介しましょう。
人は生まれてすぐ、“見る旅”が始まります。1歳で0.3ぐらいの視力があり、乳児・幼児では遠視の状態にあります。そして、6歳ぐらいまでに正視になりますが、一部の人には遠視が残ります。

学

学生時代は、「見る」から「観る」の「学ぶ時代」です。
小学校入学時に近視の人がいる時代になりました。小学4年生ぐらい10歳あたりで近視になる人が普通に認められます。近視の低年齢化は毎年更新されています。低年齢で近視になった人は強い近視になります。これを予防できません。中学、高校と年齢が上昇するのに比例して、メガネの装用者は増加し高校生の半分以上が近視ともいわれています。
また、中学生ぐらいから使い捨てソフトレンズの使用が増えますが、反対にハードレンズの使用は年々減少してきています。視力障害のある中高校生の約20%の人がコンタクトを使用しており、メガネにない見え方と装用感で、使用者は増加の傾向にあります。ただし、コンタクトは誤った使い方をしてしまうと眼病や眼障害を引き起こすおそれもあり、その傾向は10代の人に多く見受けられます。カラーコンタクトの事故も増加しております。 また、乱視は単独で現れるものではなく、必ず近視、遠視に付随して現れるのですが、今も昔も乱視の正しい知識が普及していないことを感じます。

社

社会人は「観る」から「視る」の「試練の時代」です。
以前は「大人になると近視は進行しない」と言われていましたが、近業を多く必要とする現代のIT社会では、近視が進行します。そのため、20代の社会人になってから近視になる人もいれば、もともと強かった近視がさらに進行する人もいます。この年齢になると経済的に独立する人が増えてくるため、コンタクト使用者も増加。日本におけるコンタクト使用者は、1千万人以上ともいわれています。20代の社会人はドライアイに悩む世代でもあります。
30代で屈折の変化は止まりますが、後半から眼精疲労(目の疲れ)に悩まされる人が増えてきます。一方、コンタクト使用者はこの時代から減少します。特に、子育て中の方、仕事を離れた方に著明です。
40代前半から、遠視、正視の人が老眼になり始め、近い所が見えにくくなります。さらに45歳ごろから、大部分の人が老眼になります。老眼は65歳ぐらいまで進行するので、その人に合ったメガネが必要となります。そのため、生活や職業、趣味などに合ったメガネの選択が欠かせないといえるでしょう。遠近両用のコンタクトもありますが、この年齢になるとやはりコンタクト使用者は限られてきます。
さらに60代後半から水晶体が固くなってくるため、多かれ少なかれ白内障の症状が出てきます。これが屈折に影響を与え、メガネの度を狂わせます。そのため、近視や遠視、乱視の度合いが変わり、1~2年に一回は度数のチェックが必要になってきます。また、高齢者の病気に対しても注意を払わなくてはなりません。視力に影響を与える白内障の手術時期は、以前は「見えなくなってから」でしたが、今は「その人の生活が不便になったら」へと変わってきています。

高

高齢者は「視る」から「看る」の「自己管理の時代」です。
高齢者の視力管理は複雑です。屈折管理のみでなく、疾患を予防し、時に治療を受けて自立していく必要があります。体力、気力が衰えても視力を100年維持する覚悟が必要です。現在100歳以上は5万人、2030年には70万人が100歳を迎えます。高齢化は終わっていないのです。個人、家族、社会の協力が試され時代が始まっています。

 もちろん眼科医は、皆さんの目の一生を「診」ます。
 
本院の魅力の1つは、眼鏡学校で学んだ専門の眼鏡士がいることです。
メガネ・コンタクト装用には、正しい視力検査が必要です。それには高度なスキルが要求されます。 本院のとなりには、メガネ・コンタクト店「メガネのハマダ」もありますので大変便利です。 一人ひとりに合ったメガネ・コンタクトを選択し、楽しい人生を送っていただきたいと思います。

■メガネ(眼鏡)について

一般的にメガネと言えば、普段遠くを見るときに使用する常用(遠用)メガネ、近くが見にくくなったときに使用する老眼鏡(近用メガネ)、遠くも近くも見えるようにまとめた遠近両用メガネ、この3種類をご存知の方が多いと思います。しかし、この他にも室内で快適に使える中近メガネ、デスクワーク、パソコン作業など机の周りで快適に使える近近メガネなどがあります。メガネをその用途に応じて複数本持ち、使い分けることでより快適に過ごすことができます。本院では、すべてのレンズを体験していただく機会を設けることで、みなさまのご要望にそったメガネを提案いたします。

満足メガネ選びのご提案

  メガネの用途 使用場面一例 ~30代 40代 50代 60代 70代~
仕事重視 遠くから近くを見る 営業職、建設業、運転士、etc ①or③ ①or③

①+④
or
③+④
③+④
or
③+⑤
中間から近くを見る 介護士、美容師、主婦、etc

③or④


③or④
③+④
or
③+⑤
③+④
or
④+⑤
主に近くを見る 事務職、税理士、執筆業、etc ①or②

④or⑤
②&④
or
②+④
or
②+⑤
②+④
or
②+⑤
趣味専用 遠くから近くを見る スポーツ、旅行、買い物、etc ①or③ ①or③ ①+③
or
①+⑤
①+③
or
①+⑤
中間から近くを見る 演奏、料理、カラオケ、etc

③or④
①+④
or
③+④
③+⑤
or
④+⑤
③+④
or
④+⑤
主に近くを見る 絵画、読書、陶芸、麻雀、etc ①or② ②or⑤ ②+④
or
④+⑤
②+④
or
②+⑤
②+④
or
②+⑤

①常用メガネ ②近用メガネ ③遠近両用メガネ ④中近メガネ ⑤近近メガネ

■コンタクトレンズについて

コンタクトレンズは大きく分けて2種類に分類できます。1つはハードコンタクトレンズで、素材自体が水を含まないため、細菌の感染が起きにくく安全性に優れています。また、素材の特性により変形しにくいので、特に乱視の矯正に適しているレンズといえます。ハードコンタクトには遠視、近視、乱視を矯正する遠用コンタクトと、遠視、近視、乱視、老視を矯正する遠近両用コンタクトがあります。
他方のソフトコンタクトレンズは、素材が柔らかく目に装用したときに異物感がほとんどありません。その種類は使用期間で分けると2つで、1つは、ハードコンタクトと同じように2~3年使える従来型であり、もう1つは、近年主流となっている1日や2週間で捨ててしまう使い捨て型です。ソフトコンタクトには遠視、近視を矯正する従来型コンタクトと、遠視、近視、(乱視)を矯正する使い捨てコンタクト、遠視、近視、老視を矯正する遠近両用コンタクト(使い捨て)があります。使い捨て型コンタクトにはたくさんの種類があるので、眼科医と相談してより良いものを選びましょう。

※本院ではすべてのコンタクトをお試しいただけます。

受付時間

診療日:月・土午前のみ 火・水・金全日 木・日・祝休診 午前9:00~12:00 午後14:30~17:30 診察は午前9:30/午後15:00から開始です。※水曜午後は予約検査の方がいらっしゃいますので通常より待ち時間が長くなる場合がございます。

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